山伏シリーズしつこーいって思われた方ごめんなさい。
でもとても為になる教えが沢山あります。
小乗仏教・・・自己が変わる事で周囲を幸せにする
大乗仏教・・・自分がいて周囲が幸せになる事を願う(ボランティアなど)
仏教にはこの2つの考えがあるそうです。
どちらにしても修験者は悟りを得る修業をしなければならない。
『自分の成長無くして、人々を救済する事なんてできない。』
修験道ではこういった教えがあるそうです。修験道に限らず同じ事が言える。そして体験なくして語っても相手には響かない。智慧だけでなく体感する事で人々を救済する事が出来るようになるんだから”街中で説法を説く前に山に入る”のが本来だそうです。
弘法大師”空海”は『捨身の行』をされたそうです。
一般的に捨身(しゃしん)とは山に入り、世間から切り離す事を意味しますが
弘法大師”空海”は幼少期に字の如く捨身、飛び降りをしたそうです。四国にある捨身ケ嶽という所で断崖絶壁の上から飛び降りた時に天使に助けられたという話が残っています。
修業は自分を極限の状態まで追い込むが、追い込むことで体力が限界に達する。人は体力が無くなると思考を働かせなくなる、考えなくなる。思考が働かなくなってようやく”悟り”が得られる状態になる。
私も断食で経験しましたが、3日間固形物を取らないで飲み物は水かお味噌汁の上澄みなどで凌ぐ。1日くらいの断食だとあまり感じられませんが3日間になるとさすがに身体中の細胞が今どういう状態なのか意識を向けられたりする。
そして断食中の瞑想は普段以上に集中力が高まるのがわかります。
体力落ちて空腹絶頂なのに集中力が高まるって事は細胞が食べ物を消化したり、考えたりする事にエネルギーを使わなくなるので瞑想(集中)という事だけに細胞が働くんじゃないかと感じます。余計なものにエネルギーを使わないって事ですね。
たった3日でもこういった体感はありますので修験者は7日間、21日間、3か月山に籠ってる間の効果は相当なものがあるんだなと想像できます。
でも精神的な闘いは想像を絶するでしょう。
この続きはまた別の機会に・・
今月の満月時、受講生から『今回の断食どうでした?私も摩弥先生が断食頑張ってるからと思って一緒にチャレンジしてましたー』ってお話を頂いたんですが
『今月はちょっと体調悪くて断食しなかったんです。』って伝えたら『え?』って固まってた。(笑)
ご一緒出来なくてすみません・・・
断食って確かに体重は落ちるけどそれは一時的なもので直ぐに元に戻ります。
でもね、身体の中はリセットされてるそうですよ。毒素を排出する時、一旦エネルギーを枯渇させる事で細胞が活性化するので腸活の他にもアンチエイジングだったり、皮膚トラブルだったり、脳内リセットだったり、メンタルも落ち着きますし。
0コメント