父と母を許す。

架空の話をしても説得力がないと思いますので実体験を例にあげてお話しします。


神社で生まれ、高校卒業のタイミングで神社を出ましたが
私の育った家庭環境は複雑で幼少期から「うちは友達とは違う家」だとして認識してました。
私が幼稚園の頃に両親が離婚、父は借金を抱えていたので当時は幼心にどこかに逃げたのかなと思ってました。

母は昼も夜も働き、夜は姉妹だけになった家には不審者が現れる事も。
時には家の中まで侵入してきて恐怖に怯えたこともある。
そして私達姉妹は生活保護で育てられ、中学生の頃両親が復縁し、突然父が戻ってきた。
それでも定職には就かず、生活費は入れず、借金の取り立てでサラ金が我が家へやってくる。
家財道具を差し押さえられてる光景は未だに覚えてます。

定職に就かない父が日中時間を潰す場所がスーパーの非常階段。
私がお店に行くとベンチに腰掛けてる父を何度か目撃した事あります。
そして何食わぬ顔で夕方帰宅。
お風呂の窓は壊れてて、変質者が来るのは日常茶飯事。
毎晩お風呂に入るのが本当に怖かった。

下着はお古、体操着も共有、おかずは一品。

母は私が高校卒業したら働かなくなった。
年金も貰えてなかったのでお金には本当に苦労しました。
神社を出て、引っ越してもサラ金は追っかけてくる。
上げたらキリがありませんが、私は父と母に対しては

なんで普通の家庭で育ててくれなかったんだろう
なんで安心した家を作ってくれなかったんだろう
なんでお金に困った生活を強いられたんだろう
なんであんなに怖い思いしながら家にいたんだろう


これは随分と大人になるまで持っていました。

ですが、この感情は筋違いな話で子供は親に対して勝手に怒ってるんですよね。
彼らからの愛情は間違いなくあった。
愛情を掛けられなかったら、私も人を愛するというができなかったはずだから。
この両親への感情は今は全くなくて、笑い話にできてますが
私はこういう家庭環境で育った為に潜在的にお金にブロックが掛かっていました。


「お金がない、お金がなくなると不安、お金を稼げない。」


だけど私の経験は父と母を責めることではない。
誰かのせいにしている以上、私はブロックを外せない。

あの経験を違った形で活かすことはできる。
違った解釈ができるようになったら、ブロックが外れていく。
そういう思考になれると父と母を許すことができた。
15年以上前に2人は他界してますが、今は素直に感謝してる。


もっと辛い経験をしてる方は沢山いらっしゃると思います。
そのせいで今もなお、悲しみ苦しみ、当時の思い出に向き合う事ができず
責任を他者に押し付け、悲劇の主人公になっているなら
もうそれは要らないんだなと闇から抜け出しませんか?


事実は事実として受け止め、違った視点で考えるようにすれば、
闇は少しずつ光に変えていくことができるはず。
私はようやくこの作業を終えました。

時間は掛かりますけど、誰かを恨み、怒り、悲しみ暮らすよりは
解釈を変えて、自分を楽にしてあげた方がいい。


自分を労ろう。
そしてブロックを外そう。

光の世界の革職人 摩弥

カウンセリング、神道、波動療法士、浄霊、ヒプノセラピー、占星術、マヤ暦占い、靈氣、タロット、革職人の顔を持ちます。またスピリチュアルな世界を学びたい方、プロのカウンセラーを目指したい方向けの講座の他に、エネルギーについての基礎が学べる講座の他に神道と波動療法を組み合わせたエネルギー講座も開催しております。 どうぞお気軽にお問合せください。