はじめに
第73代目武内宿禰こと竹内睦泰さん(通称むっちゃん)が今年の1月に永眠されました事、ご冥福をお祈り致します。
この方は色々批判される事も多かったですが、むっちゃんの古事記伝承はわかりやすくて面白かったし、持ってる知識量は膨大でしたのでとても残念です。
今日のタイトルにあります”天照大御神は1人ではない⁈”についても生前むっちゃんも言っていましたが、知人が紹介してくれた本でも読んだ事がありましたので今日はここに触れてみたいと思います。
天火明命(あめのほあかりのみこと)という神はご存知ですか?
邇邇芸命(ニニギノミコト)の兄にあたる神。今からお伝えする名前が長いので途中で一呼吸おいてください。(笑)
別名 天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)と言いますが簡単に言うと”饒速日命”(ニギハヤヒノ命)。饒速日命なら聞いた事があるんじゃないでしょうか。
須佐之男命の子に当たります。この饒速日命が天照大御神の男神であるという説があります。
因みに伊勢神宮本殿の床下には『心の御柱』(しんのみはしら)なるものが埋められておりますがこれは男神を表していて、その周りを巫女たちが踊るそうです。
次に天照大御神の女神の所以ですが、
天照大御神は天皇家に属するというのはご存知かと思いますが元々日本は女神である巫女を祀っていたという事。また天照大御神は卑弥呼であるといった説があるように皇室は女神を祀っていたとあります。
そして日本では古くから神々を合祀して発展させていく風習があったそうなので天照大御神も一柱から成っている神ではなく、合祀されている可能性があるという説です。
確かに太陽は陽(男性)のエネルギーでもあるし、天照大御神のイメージ画は女性が殆どだと考えれば、どちらもが正解なのかなって考えるのが自然です。
面白いのが古事記では伊弉諾尊が天照大御神を生んだと記されているのに古事記伝承者のむっちゃんが「天照大御神は1人じゃない」と言っていた事です。
もっと深い考察があるんだろうと思いますので彼が遺していったもを今後読み解いていけたらなと考えてます。
こういった話は文献ごとに異なりますのでご自分でしっくりくるものを選択すればよろしいかと思いますが、あっちを読んでこっちを読んでると自分の中で繋がるものがあったりしますのでこういう発見が面白くて好きです。
キリスト教徒が聖書を読むのと同じように日本人なら日本神話を知っておいてもいいと思いますので興味がありましたら、是非一度読んで頂くことをお勧め致します。
39県は今日解除になるんでしょうか。
首都圏はもう一踏ん張りです。
解除を受ければ、気持ちは楽になりますね。
完全に気を抜く事は出来ませんが
どうぞ天照大御神の恵みを充分に頂いてくださいね。
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