山伏の原点。
これは皇族・天皇家に関わりがあります。
日本神話では神武天皇が熊野から吉野を経て、大和の国に入った。(大和の国とは現在の奈良県)
この時の有名な話ですが神話の中で、神武天皇が山中で道に迷った際に道案内で現れたのが八咫烏です。
八咫烏は熊野権現にいる。この八咫烏に道案内を命じたのが天照大御神です。
山伏の原点になった皇族と関わりのある話というのがこれに当たります。
(お気づきですか?日本神話は神道からなるもの。ですが、山伏は密教の教え。こう考えると神道だろうが仏教だろうが事実であるものに括りはないんだなって思いました。なんだか嬉しい。)
この天皇家が歩いた道を『天皇家の道』または『先祖が歩いた道』として大事にされこの事により熊野から大和までを修験道とされてきたそうです。
そして”吉野に入っていく”という事が山伏に力をつけていくという事になっていたそうですが昨日お伝えしたように”山では不思議な事が起こる”のは吉野だけではないでしょうから
空海は讃岐の国(現、和歌山県)の高野山にて山岳修業を提唱されていた。
同じ頃、最澄は滋賀の比叡山での修業。
因みに山では女人禁制という事を聞いた事があると思いますがそれはごく一部の山に限っていたそうですが女性で修験道を希望するのはごく最近からで明治時代頃には入山が許可されるようになったそうです。
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