天照大御神の神格は『天の神』だという事は周知の通り。
須佐之男命の神格は『海の神(嵐神)、農耕神』。
月読の命は『月の神』ですよね。
では『陸の神(国の神)』は誰なのか・・・
どなたでも聞いた事がある神、出雲大社の祭神であられる ”大国主命” 。
神話が好きな方でしたらご存知かと思いますが”因幡の白兎”の神です。
大国主命は医術、呪術に長けており、心根の優しい神。妻は須佐之男命の娘である”スセリ姫”。
この時代、大国主命は出雲王朝を治めていましたが、大和朝廷(天皇家)である天照大御神が天だけではなく、『国を治めるのは我が一族』と希望し使者を遣わせてたが何度も失敗。
この戦いが繰り返される終わりに大国主命の息子が大和朝廷に敗れ、国を明け渡す事になったそうですがその時の条件として建てられたのが出雲大社だそうです。
この時に建てられた社殿が桁違いな大きさだったらしく、近年見つかった遺跡からは当時大和朝廷に対抗する事が出来た証拠となっているそうですが・・
私が何を言いたいかと申しますと
神の世界でも権力争い、派閥、垣根があった事を表現してる。
この神話を知ってどういう感想を持たれますか?
現代の問題とは雲泥の差だと思われるかもしれませんが神話も”教え”として書かれたものであって、『真実は事実より価値あり』だとしたら
これを”どう捉えるのか”、”何に気がつけるのか”、”私達は何を選択するのか”っていう事を伝えたいのかもしれない。
今後も派閥、垣根が必要なのかな?
自分を肯定、相手は否定?
既に始まってる二極化という部分では自由意志により分かれるのは理解できるが自分自身を考えた時に”魂”と”心”は統合されてる?
本当の”統合”って何? 肉体(行動、発言)と精神の統合は?
また最近コロナで不安に陥る方が増えてきているように感じますが少し前を振り返って、コロナがきっかけだったあの時のご自分の行動、発言を思い出しあの感情の中にいた時の自分が気持ちよかったのかどうか・・不安や怒りを外側にぶつけ周囲をネガティブなエネルギーで感化させていたように同じ事を繰り返そうとするのか・・
自分と同じ方向を見てない人への対応は?
神話を振り返ってここに繋がった私は大袈裟なのかもしれないけど
神話で書かれているままを鵜呑みにせず、その背景の何を感じ取らなければいけないのか・・
『真実は事実より価値あり』という視点が必要なのかもしれないなって思います。
失礼いたしました。
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